田中北小 理科室

理科室 令和2年度
1234
2020/07/21

六年生実験:生物の関わり

| by 田中北小学校管理者
   
 本日の実験にて、一学期に予定していたものはすべて終了しました。ミジンコなど水の中の小さな生物を、メダカが喫食するかどうか観察しました。また、一人一台顕微鏡を使い、それら小さな生物を調べました。五年生時に見た実習用プレパラートも用意して、発見の参考にしてもらいました。すくった池の水から、実際に観察した一部のプランクトン等の写真を添付しました。体の中がスケスケ、しかも動いている、子供たちには楽しさいっぱいですかね。
 新コロナ渦の影響により、今年は普段と違う分散しながらの理科実験でした。授業前後の器具殺菌など少し手間がかかる作業も入るため、生徒のみなさんへのフォローが十分行なえたかどうか不安でしたが、テスト結果からするとよく理解しているように感じます。いろいろなことを一生懸命学んで、根っこは深く広く張ってほしいです、いっぱい花を咲かせるでっかい夢を叶えるために。
    

22:28 | 投票する | 投票数(0)
2020/07/20

やっと北小のメダカ誕生!

| by 田中北小学校管理者
  
 (前任の理科教育支援員の)石井さんちの3匹と、(受精卵から孵した昨年五年生担当の)松村さんちの3匹が、現在理科室の水槽に居ます。今年の春から沢山の卵を産んでくれていますが、中々孵化させることは出来ませんでした。本日の午前中は、ビオトープおよびジャガイモ畑横の池にて、明日の六年生実験のためのミジンコ採りをしていた後、昼掃除に生徒から「メダカの水槽をそろそろ掃除した方がいいよ」と言われました。ついでに、五年生担当の難波先生が毎日『頑張れ!ガンバレ!』と声を掛けている卵水槽も確認したところ、何とゴミみたいな大きさのメダカが十数匹元気に泳いでいました。急遽、双眼実体顕微鏡で撮影しましたが、余りにも動きが早いため少しボケた画像になってしました。
20:41 | 投票する | 投票数(0)
2020/07/19

生徒の質問:食中植物はどうして動くの?

| by 田中北小学校管理者
 成長に伴って大きくなるので、すべての植物は多少なりとも動く力を持っています。しかし、筋肉のような組織を持っていないのに、本当にびっくりほど早く動く食虫植物、どうやって動くのでしょうか?動くメカニズムは、主に2つあります。
 一つ目は、ハエトリグサの罠が閉じるような動きで、それには細胞内の水圧の変化が関係しています。ハエトリグサの葉の表面にある感覚毛に触れて刺激を与えると、葉の内側の細胞から外側の細胞へと水分が移動します。それによって内側がふにゃふにゃな状態になり、葉が閉じるのです。
 二つ目は、細胞の成長によるものです。モウセンゴケの仲間は、繊毛が獲物を捕まえるように曲がります。これは、繊毛の片方の細胞がもう一方の細胞よりも早く成長するからです。これは、サーモスタットのバイメタルが動くのに似ています。
 素早い動きをしないウツボカズラやサラセニア等、葉の一部が袋のようになっていて、獲物が入ると脱出できないような巧妙な罠になっている食虫植物も沢山います。とてもやせた土地では、ムシを捕ることによって、種子を残すための栄養分が必要な訳です。
 では、ハエトリグサについて詳細を説明します。エサを捕らえると、5分ほど時間をかけて葉をさらにきつく絞り込んでいきます。この「葉」を閉じるためには、葉の内側にある「感覚毛」と呼ばれるトゲ状の毛に触る必要があり、実はこの毛に“2回”触らないと葉は閉じないんだそうです。これは、雨粒や葉っぱなど、エサ以外のものが触れても閉じないようにするための工夫、つまり「確実にムシが入り込んだ!」と分かってから閉じるんです。ハエトリグサの感覚毛の根本に刺激を与えると、ある物質が出ます。この物質に反応して運動が起こるのですが、1回だけの刺激では物質が出る量が足りず運動は起こりません。ところが1回目・2回目と2回合わせることで出た物質の量が、運動を引き起こすのに十分な量に達します。これが、2回刺激を与えないと葉が閉じないという仕組みです。ハエトリグサがムシを捕まえてから、5分位かけてエサを絞り込んでいくのは、葉の中で追加の刺激があると起こる現象で、エサを確実に閉じ込め、消化液が漏れないようにするためです。では、“ハエのおもちゃ”を食べさせるとどうなるのか?観察してみると、パクッと噛みつきましたが・・・絞り込みません。そのまま観察を続けると、再び獲物を待ち受けるために1日以上かけて葉を開くことがわかりました。
 なぜここまで複雑な仕組みを取り入れたのか?それは、ハエトリグサにとって、運動は成長するのと同じエネルギーを使い、とても負担が大きいことなんです。それに、絞り込むのも消化液を出すのも負担になります。エサがとれていないのに閉じたり、消化液を出したりといった無駄を減らすために、獲得したメカニズムだと考えられています。

21:44 | 投票する | 投票数(0)
2020/07/18

生徒の質問:なぜ水分の蒸発が必要なの?

| by 田中北小学校管理者
 植物にとって「蒸散」は、大きな目的が2つあると考えられます。
 一つ目は、温度調節です。例えば、300μmの厚さの葉を、蒸散作用など熱を全く放出しない状態で直射日光にさらされると、たった1分間で100℃まで達してしまいます。人間でいうと「汗を流す」ことに似ています。私たちが夏に汗をかいて体温を下げるのと同じく、蒸発させる時に周囲から潜熱を奪うことで、葉を冷却しています。因みに、一般的な植物では、太陽から受ける熱の50%を蒸散で放熱しています。
 二つ目は、植物内の水分を移動させるためです。同時に、養分もしっかり全体へ送ります。私たちの”心臓”に近い働きかもしれません。体内の水分を排出する作用は、根から水分を吸い上げることにつながります。葉と土壌との間にエネルギーの差が生まれ、水移動の原動力となります。植物が生命を維持していけるのは、このような新陳代謝の仕組みを持っているからです。

21:50 | 投票する | 投票数(3)
1234